【艦これ・龍驤SS】グラーフ「震度3だと……この国はもうおしまいだ!」

転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452911069/

1 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:24:29.63 ID:TrrCBsTK0

……
…………
………………

提督「グラーフの具合が悪い?」

龍驤「具合が悪いっていうか……」

龍驤「さっきこの辺で、地震あったやろ?」

提督「地震?あったかそんなの」

龍驤「あった、確かに揺れたでぇ……」

龍驤「この辺は震度3やったらしいわ」

提督「3かぁ……寝てて気づかなかったな」

龍驤「次おっきい地震きたらしんでまうで、君……」ハァ
2 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 11:28:02.56 ID:eAeDTJ4Jo

いやお前は1㍉も揺れねぇだろ

3 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:31:04.47 ID:TrrCBsTK0
龍驤「そんでな、その地震のせいでグラやんがびっくりしてもーて」

龍驤「ウチの部屋に飛び込んできたんよ」

提督「ワァオ」

龍驤「本人はもう大丈夫って言い張ってるんやけど……」

龍驤「しょうーじき、今のあの子の状態では戦闘なんか無理やわ」

龍驤「せやし、君……今日非番やろ?」

龍驤「ウチが今日は代わりに出撃するさかい、君の部屋であの子の面倒見たってよ」

提督「うん、いーよ」

龍驤「そっか、助かるわ」

5 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:36:54.48 ID:TrrCBsTK0
提督「うん、いいんだけどなんで俺?」

龍驤「それなんやけどあの子、プライド高いからあんまり他の子……」

龍驤「特に駆逐艦の子らにこんな姿見せたないと思うねん」ゴニョ

龍驤「そやさかい、あんまり人の目のつかん所に置いてあげたいんよ」

提督「なるほど」

龍驤「赤城とかにはもう事情は話してるし、それ以上の面倒はかけさせへんよ」

龍驤「そしたら、グラやん頼むで!」

提督「おう」

6 :>>4やめろ・・・・・・・・!グニャァ ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:44:55.29 ID:TrrCBsTK0

グラ「は、はなせ!」ブルブル

グラ「私は今、休んでなどいられない……っ」ガタガタ

グラ「おそらく地震で周囲一帯は壊滅だろう……っ」ブルブル

グラ「戦えずとも……私は災害救助に向かわねば……っ」ガタガタ

グラ「指示を……アトミラール……っ!」ブルブル

提督「落ち着いてください」

7 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:53:59.02 ID:TrrCBsTK0
提督「いいか、グラーフ」

グラ「な、なんだ……っ」ガタガタ

提督「まずはテレビを見るんだ」ピッ

グラ「今はテレビなど見ている場合では……っ」ブルブル

テロップ君「近畿各地で震度3を観測」

テロップ君「大きな被害は無く、津波の心配はありません」

グラ「なっ」ガタガタ

グラ「これは……どういうことだ」ブルブル

提督「こっちが聞きたいよ」

8 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 11:59:43.73 ID:TrrCBsTK0
提督「落ち着いた?」

グラ「はぁっ……はぁっ……」

グラ「……あぁ、すまない……取り乱してしまった」シュン

提督「いや気にしてないよ」

グラ「そうか、どこにも被害は出ていなかったのだな……安心した」ホッ

グラ「これが地震大国と呼ばれてしまう所以か……」

グラ「地震など、私は十数年ぶりに体験したよ」

提督「え、本当に?」

グラ「あぁ。とても怖かった……」

9 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 12:08:12.75 ID:TrrCBsTK0
グラ「私の祖国では地震などめったに起きないからな」

提督「あ、そんなこと聞いたことあんな」

提督「そりゃ怖がるのも当然だよな」

グラ「……お恥ずかしい限りだ」

グラ「だが、もう大丈夫だ……ありがとう」

グラ「邪魔をしては悪いから、私は戻ることにするよ」
提督「……はたしてそれは本当かな?」ニカッ

グラ「」ビクッ

グラ「……どういうことだ……」

10 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/16(土) 12:14:33.91 ID:RtvZGKZuO

地震に怯える黒人のコピペを思い出すな

11 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 12:15:17.61 ID:TrrCBsTK0
提督「余震という言葉を聞いたことはあるか?」

グラ「“ヨシン”……?」

提督「揺れ返しとも言うんだけどな」

提督「さっきの地震が本震だとする」

グラ「うむ……」

12 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 12:22:04.51 ID:TrrCBsTK0
提督「その後でもう一度起こるのさ……」

グラ「……」ドキドキ

提督「地震がなッ!」クワッ

グラ「!」ビクッ

グラ「ほ、本当か!?」

グラ「あの地震が……もう一度か!?」

提督「あぁ……残念ながら事実さ……」
提督(震度3で起こるとは言っていない)

13 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 12:30:06.67 ID:TrrCBsTK0
グラ「なんということだ……」ガクッ

グラ「あんなのがまた来たら、今度こそこの国はおしまいだ……」ブルブル

提督(いやそれはない)

グラ「あぁ……あぁぁあ……」ガタガタ

提督「……」

提督(冗談ひとつでこんなに怖がるとは……)

提督(なんか可哀想なことをしてしまったな)シュン

14 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 12:34:34.46 ID:TrrCBsTK0
グラ「アトミラール……」ガタガタ

提督「な、なに?」

グラ「私は……すごく怖い……」

グラ「もう……抑えようとしてもダメなんだ……」

グラ「震えが……止まらない……よ……」ブルブル

グラ「もう少し……ここに居させては……くれないか……」ガタガタ

提督「え、うん」

提督「いいよ」

グラ「あ……ありがとう……」ブルルッ

グラ「あなたのそばなら安心できる……」…ニコッ

20 :土埃でしにそうです ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:16:54.48 ID:TrrCBsTK0
提督「てことで」

提督「今日はどう過ごすかなー」

グラ「日本人の休日の過ごし方には……私も興味がある」

提督「過ごし方といっても人それぞれなんだよなぁ」

グラ「では……アトミラールの過ごし方だな」

提督「うーん……」

21 :>>19oh…… ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:25:57.16 ID:TrrCBsTK0
提督「まず天気がよければサイクリングだね」

グラ「意外だ……てっきり家で過ごしていると思っていた」

提督「体力は落としちゃかなわんしね」

提督「とりあえず日帰りできるくらいの距離の美味い店に目星をつけて……」

提督「そこまでを往復とかだなー」

グラ「なるほど、それは楽しそうだ」フフッ

提督「あぁ、なかなかやめられない」

23 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:32:41.55 ID:TrrCBsTK0
提督「それから……」

提督「馴染みと都合のつく日は街に繰り出すなぁ」

グラ「“ナジミ”?」

提督「友達のことだよ」

グラ「あぁ……なるほど」

提督「そんで昼間から飲みにでかけたり、麻雀をうったりするのもいいな」

グラ「私も祖国ではよく飲みには出かけたぞっ」

提督「あー、なんか納得」
24 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:43:01.73 ID:TrrCBsTK0
提督「で、今日はそのどっちでもないから」

提督「ここでゆっくりする!」

グラ「うっ」

グラ「私のせいだな……すまない」ガクッ

提督「アナタカンケイナイヨー」

提督「外は雨だし、馴染みは忙しいからどっちもできないんだって」

グラ「うぅ……」

26 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:54:07.63 ID:TrrCBsTK0
提督「とにかく自分の部屋だと思ってゆっくりしてよ」

グラ「かたじけない、アトミラール……」

グラ(だがいつ“ヨシン”が来るかと考えると落ち着かない……)

グラ「ア……アトミラール、私がお茶をいれよう」

提督「おぅかたじけない」

グラ「いいんだ、これぐらいさせてくれ」

グラ「ん?ティーカップがないな……」

提督「あぁお湯呑みしかなかったと思う」

提督「お湯呑みでいいよ」

グラ「了解だ」

27 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 13:59:19.32 ID:TrrCBsTK0
グラ「……それにしても」コンコン

提督「ん?」

グラ「この国の陶磁器は鈍い音がするのだな」コンコン

提督「そうなの?」

グラ「あぁ……我が国のものはもっと金属に似た音がするんだ」

提督「へぇー、へぇー」ポチッポチッ

グラ「……そのスイッチはなんだ?」

提督「我が国で生まれた発明品だ……」ニタァ

グラ「そうなのか……」

28 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:06:38.28 ID:TrrCBsTK0
グラ「お茶が入った……熱いから気を付けてくれ」

提督「あぁありがとう」

提督「」ズズッ

提督「うん、うまいっ」

グラ「それはよかった」フフッ

提督「……そういえば」

提督「グラーフの国の人は休みの日どーしてんの?」

グラ「そうだな……」

グラ「アトミラールと同じように出かけたり……」

29 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:15:33.26 ID:TrrCBsTK0
グラ「私はよく、庭の手入れをしていたな」

提督「ほう」

グラ「こちらでは広い庭を持つ家は多いからな」

グラ「私も母の影響か、家のランドスケープには気を使ったものだ」

提督「ランドスケープ?」

グラ「我が国の言葉ではないが、日本語ではたしか……景観などの意味だな」

提督「へぇー、へぇー」ポチッポチッ

グラ「……それ、やめないか?」

提督「ブーブーっ」

30 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:21:54.20 ID:TrrCBsTK0
提督「しかしランドスケープか……すごいな」

グラ「祖国では多くの人がやっている……すごくはない」

提督「でもなんだか憧れるよ、そういうの」

グラ「そういうものかな……」グゥー

グラ「」

提督「……」ジー

グラ「こ、こっちを見るなっ」カァー…

31 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:29:48.65 ID:TrrCBsTK0
グラ(あぁ恥ずかしい……!)モジモジ

提督「まぁちょうど昼飯時だし、今は二人いるから……」

提督「みんなには内緒で寿司でも取るか」

グラ「スシ……!」ハッ

提督「うん、寿司」

グラ「スシかぁ……一度食べて見たかった……」キラキラ

提督(なんとうれしそうにまぁ)

グラ「スシ……ん、いやっだめだ!」

提督「え、なんでー?」

32 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:37:35.06 ID:TrrCBsTK0
グラ「かつて多くの人間がスシに溺れ、破滅に追いやられたと聞くっ」

グラ「並の所得の人間がおいそれと手を出せる代物ではない……」ガタガタ

グラ「富裕層にのみ許された悦び……それがスシではないのかッ!?」バッ

グラ「……私とアトミラールは今破滅するわけにはいかないのだ……」ガクッ…

提督(なんかおもしれー)

提督「誰が言ってたのそれ」

グラ「アカギだが……」

提督「それはあの子だけだよ」

33 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 14:48:55.03 ID:TrrCBsTK0
寿司「」カポン

グラ「おぉ……これがスシ……!」

グラ「アトミラール、私も払うよ」

提督「や、いつぞやに今度奢るって言ったしな」

グラ「だが、そういうわけにはっ」オロオロ

提督「じゃあこんど後輩か部下ができた時にでも奢ってやってくれよ」

グラ「むぅ……」

提督「今は気にしないで、たーんとめしあがれ」

グラ「……かたじけない」

グラ「では……いただきますっ」

34 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:01:08.33 ID:TrrCBsTK0
グラ「」モグモグ

グラ「美味いな……」

グラ「生の魚は初めて食べるが、なかなかいい……っ」

提督「あぁ、やっぱり初めてなんだな」

グラ「あぁ、だが……」

グラ「味付けは違うが、この魚卵は馴染みがあるな」

提督「へぇ、グラーフの国ではイクラを食べるのか」

グラ「イク……ラというのか」

グラ「こちらではキャビアと呼んでいたな」

提督「キャビアはチョウザメじゃないの?」

35 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:07:06.99 ID:TrrCBsTK0
グラ「いや、祖国では魚卵はすべてキャビアとして売っている」

提督「なんと」

グラ「だからニシンもサーモンも、キャビアなんだ」

提督「それは知らなかった……」

グラ「……だが、この赤い魚が特に美味しいな」ニコッ

グラ「癖もなくて、やや噛みごたえもある」パク

グラ「」モグモグ

提督(赤身かぁ)

36 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:13:27.50 ID:TrrCBsTK0
グラ「ふぅ」

グラ「ごちそうさま……実に満足だっ」

提督「それはよかった」ホッ

提督(正直、赤城のような食欲があったらどうしようかと思ったよ)
グラ「…………」ジッ

提督「……日本の漫画に興味あるの?」

グラ「あぁ」コクッ

提督「いいよ、好きに読んで」

グラ「スマナイ……ありがとう」

37 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:19:35.56 ID:TrrCBsTK0
グラ「…………」パラッ

グラ「……おぉ、同郷の超人だ……」

提督「ん?……あぁーそいつね」

グラ「これは親衛隊の服か?」

グラ「なんとも際どい恰好だ……国には持ち帰れないな」パラッ

提督(俺のは持ってかないでね)

グラ「……」パラッ

グラ「……なっ」

グラ「中華系の男に真っ二つにされてしまったぞっ」ガーン

38 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:24:35.91 ID:TrrCBsTK0
グラ「むぅ……引き分けになってしまったか……」パラッ

グラ「やはりアメリカ人はこう、パッとしないな」フフッ

提督(テリーの良さが分からないお子ちゃまめ)グヌヌ

グラ「……」パラッ

グラ「……なんと……」パラッ

グラ「この英国人……我らの敵ながら、あっぱれな男だ……」ジーン

提督(ロビン……)ジーン

39 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:36:13.07 ID:TrrCBsTK0
グラ「面白かったぞアトミラール」

提督「結構だ」

提督「それはそうとグラーフ君」

提督「日本の映画……見たくはないか?」フフッ

グラ「おぉ、興味はあるぞっ」

提督「フフン、最近はインターネットの月額制で映画が見放題だからね」

提督「さて、どれにするか……」

アバレルナヨ…アバレンナ…(ハクシン)

オマエノコトガスキダッタンダヨ!(ハクシン)

グラーフ「私はこんな男同士のまぐわいが見たいのではないっ」カァーッ

提督「いたた!冗談だからっ!いたいっ!」

40 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:44:46.76 ID:TrrCBsTK0
グラ「……」

グラ「……はははっ」ドッ

提督「役所○司はすごいなぁ……こんな役もできるのか」

グラ「お腹がいたいぞっははは……」
グラ「こんなところで……」

グラ「卑怯だぞ……」グスッ

41 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:50:30.66 ID:TrrCBsTK0
………………
…………
……
提督「……で、こっちが実家で飼ってる犬だ」

グラ「おぉ……なかなか緊張感のない顔をしているな」

グラ(かわいいな……)キュン

提督「今も元気にしてんのかなー」

提督「もう15になるからな」

グラ「高翌齢のわんこ……」

提督「……」

グラ「……高翌齢の犬……だな……」カァー

提督「そうだな」クスッ

43 :>>41高齢←に脳内変換をorz ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 15:55:38.00 ID:TrrCBsTK0

グラ「……ふぅ」

提督「おぉ……もう外が暗くなってるよ」

グラ「そうだな……ヨシンはどうやら起きなかったようだな」クスッ

提督「そうみたいだねぇ」

44 :>>42こうですか?わかりません! ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:03:05.58 ID:TrrCBsTK0
グラ「アトミラール、今日はありがとう……実に楽しい時間だった」

提督「俺も付き合ってもらえてうれしいよ」

グラ「礼をいわれることはしていない」

グラ「明日からはしっかり出撃する」

提督「あぁ」

提督(そろそろ、さっきの冗談を謝らないとな)

提督「そうだグラーフ、さっきの……」
……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督「あ」

グラ「!」ビクッ

46 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:08:42.24 ID:TrrCBsTK0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

提督(うわ、本当に地震がっ)

グラ「ひぃっ……」ガクガク

提督「グ、グラーフっ!!」ギュッ

グラ「!?」

グラ「あっ……アトミラー………っ!」ギュッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………

47 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:13:12.66 ID:TrrCBsTK0
提督「……収まったか……」

提督(けっこう大きかったな……さすがにびっくりしたぞ)

提督「……」ギュ……

提督「はっ!ごめっ……グラっ……」パッ

グラ「」カァー……

提督「グ、グラーフさん……?」

48 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:19:40.80 ID:TrrCBsTK0

グラ(アトミラール……身を挺して……)カァ-……

提督「グラーフ……?」

グラ「!」ハッ

グラ「ス、スマナイ……」

グラ「また情けない姿をさらしてしまった……」シュン

提督「いや……そんなことはない……」

提督「それより無事か?」

グラ「……えぇ……」

提督「そっか」ホッ

グラ「……」

49 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:25:26.03 ID:TrrCBsTK0
グラ「あの……」カァー……

提督「ん?」

グラ「すまないっアトミラール!」ダッ

提督「おわっ」

グラ「これで……失礼するっ!!」ダダッ

提督「おい、ちょ……!」
タッタッタッタッタッタッ……
提督「行ってしまった」

提督「……」

提督(とっさのことで体に触ってしまったこと)

提督(怒ったかな……)

50 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:31:15.08 ID:TrrCBsTK0
……
…………
………………
グラ「ハァっ……ハァっ………………」

グラ「恥ずかしくて……逃げてきてしまった……」ドキドキ

グラ(……アトミラールが……わるいんだ……)ドキドキ

グラ「あなたが……こんな気持ちにさせるから…………っ!」ドキドキ

51 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:36:58.72 ID:TrrCBsTK0

グラ「……」ドキドキ

グラ(もう……体の震えはない……)

グラ(……もう怖くない)

グラ(あなたのおかげだ……アトミラール……)

52 : ◆9l/Fpc6Qck 2016/01/16(土) 16:42:29.43 ID:TrrCBsTK0
グラ「しかし……」

グラ(この気持ちは……どうすればいいのだ……っ)カァーッ……
グラ「アトミラール……っ」
この日をもち、正規空母グラーフツェッペリンは一つの苦手を克服した

しかし、そのこころに生まれた心情
その理解まで、いくばくかの時間が必要だった
―――――――――――――FIN―――――――――――――

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