【艦これSS】間宮「耳かき始めました」

転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474274747/

1 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 17:45:48.12 ID:RKMc3Xof0

<お昼過ぎ 鎮守府・屋外>
大淀「提督ー! どこに行ったんですかー!?」タッタッタッタッ

大淀「あ、木曾さん! 提督を見ませんでしたか?」

木曾「大淀か。どうしたんだ、そんなに慌てて」

大淀「また提督が仕事を放り出してどこかへ行ってしまったんです!」

木曾「そうか……秘書艦も大変だな。悪いが、見てない」

大淀「そうですか……では、私はこれで……見かけたら呼んでくださいねー!」
タッタッタッタッ……
木曾「……」

木曾「……行ったぞ」

植え込み「ガサガサッ」

提督「ふぅ……ありがとう木曾。助かった」アンブッシュ

3 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 18:03:04.57 ID:RKMc3Xof0

木曾「全く……程々にしておけよ? 後に回しても結局はやらなきゃいけないんだからな」

提督「わかってるよ。でもいきなりあんな大量に書類持ち込まれたら逃げたくもなるわ!」

木曾「どんな大量かは知らないが……まぁ良い。後で怒られても弁護はしてやらないからな」

提督「構わんさ。自分で上手くやるよ」

木曾「フッ……そうかい……」スタスタ

4 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 18:17:46.86 ID:RKMc3Xof0

提督「さて……抜け出したは良いが何しようか……今は工廠は大した事してないし、演習もない……」

提督「大淀からも隠れにゃならんし……サボるのもラクじゃないなぁ」テクテク

提督「お?」
間宮「営業中」
提督「間宮かぁ。そういえば最近は行ってなかったな。久々に……」スッ

間宮「――えぇ。来てないですね」

大淀「そうですか。本当にどこへ――」クル

提督「!!!」サッ!

5 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 18:20:04.83 ID:RKMc3Xof0

大淀「後探してない所は……お風呂場を見たら戻りましょうか……執務室をずっと空けておく訳にもいきませんし……」

タッタッタッタッ……

スッ

提督「……っぶねー……ん? 咄嗟に隠れたが、これは……看板?」
看板『耳掃除始めました!』
提督「……ふむ」
6 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 18:52:05.66 ID:RKMc3Xof0

<間宮>
間宮「いらっしゃいませー……あ、提督!」

提督「シーッ!」

間宮「……後で怒られますよ?」

提督「木曾にも言われたよ。俺は『たまたま通りかかっただけで、店内には入っていない』。良いな?」

間宮「この時間帯に”たまたま通りかかった”んですか? もぅ……」クスッ

提督「そんな事より……表の看板を見たんだが、やってるのか?」

間宮「耳掃除ですか? はい! ご希望ですか?」

提督「あぁ。頼めるかな」

間宮「では二階へどうぞ」

8 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:05:28.72 ID:RKMc3Xof0

<間宮二階 和室>
提督「間宮の二階ってこうなってたのか……そういえば入った事なかったな」

間宮「ずっと物置部屋になってたんです。伊良湖さんが『せっかく部屋があるなら』と」

提督「それで耳掃除屋って事か」

間宮「候補としては他にもあったんですけどね。さぁ、どうぞ」ポンポン

提督「膝枕か。良いなぁ……」スッ

9 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:29:15.12 ID:RKMc3Xof0

間宮「さてお耳の中は……」

提督「多分お世辞にも綺麗ではないと思うが……」

間宮「確かに……しかしこれは、また……随分と溜めましたね」

提督「確かにしばらく耳かきしてなかったが、そんなにか?」

間宮「そんなにです。何人かの艦娘にも耳かきはしましたけど、ここまで溜まってる子はいませんでしたよ」

提督「なんと……無理そうか?」

間宮「そんな事はありません。綺麗にしてみせますよ」

提督「頼もしいな」

10 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:30:55.34 ID:RKMc3Xof0

間宮「ではまず穴の周りから……」

ツツツーッ……

提督「周りって耳たぶの内側か?」

間宮「結構溜まるものなんですよ?」

サリサリサリッ
ザリッ、ザリザリ

間宮「……ほら……」

提督「わぁ、本当だ……」

スーッスーッ
ズイズイ、ググッ

間宮「耳たぶの皺の中などは意外と忘れがちです。気を付けないとですよ」

提督「あぁ……」

11 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:35:05.17 ID:RKMc3Xof0

ホカホカ

間宮「蒸しタオルです。これで耳たぶの内と裏を拭いて行きます」

グーッ……グーッ
ギュッギュッ

提督「おぉ、丁度いい温かさ……」

間宮「裏はよくほったらかしにされるので、これからはちゃんと洗ってくださいね?」

提督「あぁ、そうする……」

グイッグイッ
ギューッ、ギューッ……

提督「これ……これだけでも結構気持ち良いな……」

間宮「まだ耳の中に入ってもいないんですけどね」

ゴシゴシ
ギュッギュッ、ギュッ
グググ……

間宮「さぁ、耳の周りはお終いです。そろそろ中に入って行きます」

提督「いよいよか……」

間宮「最大限注意は払いますが、痛かったら言ってくださいね」

スーッ

提督「あぁ……」

12 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:38:54.41 ID:RKMc3Xof0

ザッ……パリッ
ザリザリ……メリッ

提督「おおっ」

メリッ……パリッ
バリバリ、パリリッ

スーッ

提督「な、なんかいきなり結構なのが取れた感覚がしたが……」

間宮「これでも一番手前のを取っただけなんですよ? まだまだありますよー……」

メリメリメリッ
パリッ、ペリッ、パリッ

スーッ

ザリッ、ザリッ
ゾリリッ、ザリザリ

ズーッ

提督「うぉ……おぉぉ……これは……凄い……」

13 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:44:11.73 ID:RKMc3Xof0

間宮「ふふふっ……気持ち良さそうですね。痛みはありますか?」

提督「気持ち良いばっかりだ……全然痛くない……」

カリカリカリ
ペリッ、ペリッ

間宮「それは良かったです……良いんですが……」

提督「どうした?」

カッカッ、コッコッ、コツッコツッ
……バリッ、パリパリパリッ

間宮「改めてこれ、相当溜めましたね……全然綺麗にならないですよ」

メリメリ、カリカリ
ズズズ、ズズズ

提督「……手間かけさせてすまんな」

間宮「いえいえ、良いんですよ」

カリッカリッ
コリリリッ、ペリッ

14 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:51:59.19 ID:RKMc3Xof0

間宮「好きでやってるんですから。それに……」

コリュッ、コリュッ……
クッ、クリリリ……

間宮「これだけ溜まってるという事は……耳掃除する暇もないくらい忙しかった、提督の頑張りを証明するものです」

コリコリコリ、ガッ
カリカリ、カツッカツッ

提督「ものは言いようだな……」

カツカツ
コココッ、カカッ

間宮「とはいえ、あまり溜め過ぎると本当に病院にかかる事になりますからね」

提督「あぁ、気を付ける事にする……」

15 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 19:57:35.73 ID:RKMc3Xof0

スーッ……

スリリリッ
ペロッ……ペリョッ

提督「うわわわ、これ大きい……! 大きいやつだろこれ!」

間宮「えぇ……中々ないサイズですが……」

カリュッ、カリュッ
コリュコリュ
クイッ……クイッ

間宮「壁に張り付いている訳ではないので……こう、すれば……!」

クリュッ……クリュッ……
コシュッ、コシュッ、コシュッ……
クイーッ

提督「お、おおお……ちょっとずつ、出て来てる感じがする……」

カサッ、カサカサッ
コソコソコソ……

ズルルッ……!

提督「うおぉぉっ……!」

間宮「い……よっと!」

コリュッ、コリュッ……
ズルルルルッ!

提督「おおおおおっ!」

16 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:01:02.97 ID:RKMc3Xof0

ポトッ

間宮「お、大きい……」ゴクリ

提督「……何だこりゃ、我ながらよくもこんなのを入れてたな」

間宮「これはこれで相当な代物ですけど……」

提督「?」

間宮「……まだ大物が残ってるみたいなんですよねぇ……」

提督「マジかよ……」

カリカリカリ……
スーッ

ゴヅッ

間宮「……これです」

提督「もう音からして違うな……」

ガリッガリッ
ゴゴッ、ゴゴゴッ

間宮「しかも今度は……先程のと違ってかなりしつこく張り付いてますね……」

提督「量が多いばかりかそんなのまでこさえてたのか……」

ゴツゴツ
グリグリ

間宮「そしてかなり硬い……その上大分奥にあるので、ふとした拍子に突いてしまうかもしれません……絶対に動かないでくださいね」

提督「あ、あぁ……」

17 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:06:57.49 ID:RKMc3Xof0

ゴッツ、ゴッツ……
ガッガッ

提督「全然剥がれないな……」

間宮「手前のとはしつこさが段違いです……!」

グリグリ
ゴリゴリゴリ

提督「あー、でも……その辺気持ち良い……」

間宮「鼓膜のすぐ側なので……ご自分では……やらない方が、賢明ですよ……」

ガリガリ
ゴリッ……ゴリッ……
ガッ……ツッ……ゴッ……ツッ……

提督「あぁ……その時は、また間宮に頼むさ……」

ゴゴッ……ゴゴッ……
ガヅッ……ゴヅッ……

提督(しかし間宮も口調に余裕が無い……そんな強敵なんだな……)

19 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:10:33.68 ID:RKMc3Xof0

ゴコッ……ゴコココッ
グッ

間宮(かかった……!)

グッ……ググッ……
グイグイ……

提督「お、取れそうか……?」

間宮「はい……ここを……こうして……」

ガグッ……ゴゴゴッ
グググ……グリッ
……メリィッ

間宮「隙間が……できた……! ここから……」

メ゙リ゙メ゙リ゙メ゙リ゙……
グッ、ググググ

ゴゾッ

提督「ぅおっ……」

間宮「やっと剥がれた……今から取り出します」

ゴッ
メリッ……
パリリッ……

ズーッ

ボロッ

20 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:14:38.43 ID:RKMc3Xof0

提督「ふぅい……出て来たな……」

間宮「大きさはさほどではありませんが……改めて見ると本当に硬そうですね……」

提督「確かに……だがそんな凄いのを掻き出してたって割には全然痛くなかったぞ」

間宮「良かったです……かなり力を入れてましたから……」

間宮「さぁ、仕上げです」

コショッ、コショッ
パリパリ、ペリッ
パリペリパリッ

コチョッコチョッ
ずずずずっ……

もふっ、もふもふもふっ
ふわっ、ふわっ
ぞふぞふぞふっ

くるくるくる……

ふわっふわっ……
ふーっ……

21 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:18:44.72 ID:RKMc3Xof0

間宮「はい、これでこちら側は完了です」

提督「あぁ……気持ち良かったぁ……」

間宮「では反対側もするので、こちら側を向いてください」

提督「あぁ……」クルッ

間宮「それでは……」

カリッ……カリッ……
―――
――

22 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:22:12.86 ID:RKMc3Xof0

――
―――
間宮「はい、これで全てお終いです。お疲れ様でした」

提督「おぁぁぁぁっ……耳の中がスッキリだぁ……」

間宮「やり過ぎは耳に悪いですけど、あまり溜め過ぎるのもいけませんよ?」

提督「これからはちょくちょく来させてもらうよ」

伊良湖『提督ですか? はい、上に……』

大淀『ありがとうございます……』

提督・間宮「!!!」

23 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:28:09.17 ID:RKMc3Xof0

トットットットットッ……

提督「やっべ、気付かれたか!!」

間宮「あぁ、これは年貢の納め時ですね……」

提督「捕まってたまるかい! 間宮、ありがとうな! 代金ツケといて!」ダッ

間宮「え、どこに……ここ二階ですよ!?」

バァン!

提督「どっせぇぇい!」バッ!!

間宮「提督ぅぅぅぅぅ!!!?」

バァン!

大淀「提督!! くっ、逃げましたか!!」

間宮「え、えっと、あの……」

大淀「あぁ、提督なら多分無事です。今頃工廠にでも向かっている頃でしょう」

大淀「ではお騒がせしました!!」

ダダダダダッ……

間宮「……」ポカーン

24 : ◆pysihcVNJQ 2016/09/19(月) 20:31:31.64 ID:RKMc3Xof0

間宮「……クスッ」

間宮「お仕事、頑張ってくださいね。提督」
伊良湖『間宮さーん! ちょっと手伝ってもらえませんかー!?』

間宮「はーい! 今行きますよー!」
―――
――
この後滅茶苦茶した

おしまい

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする