【艦これ】加賀さんと走る【朝潮SS】

転載元 : http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469691613/

1 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:40:14.01 ID:2/FCnbHAo
加賀さんと朝潮さんは実は結構仲がいい。
また、生活スタイルも似ているため、
朝のジョギングにてバッタリと出くわす事も多々ある。
その日も一緒に朝のジョギングに励んでいた。

2 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:40:50.62 ID:2/FCnbHAo
加賀「精が出るわね」
朝潮「久々に晴れてよかったです」
加賀さんたちは談笑をしながらゆっくり走っていた。
するとそこで朝潮さんがある人物を見つける。
朝潮「あれは……潮さんか」
加賀「こんな早くから、彼女もジョギングかしら」
二人は少し遠巻きから様子を伺う。

3 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:41:22.69 ID:2/FCnbHAo
潮「はい、お花さんたち、お水ですよ~」
潮さんは花壇の水遣りをしていた。
潮「美味しい?よかった」
何やら誰かと話をしているようだ。
しかし、周りには誰もいない。
これはどういう事であろうか。
潮「えっ?いつもの歌?しょうがないな~」
潮「らんらら♪らんらら♪らんららららんらら♪」

4 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:42:15.12 ID:2/FCnbHAo
朝潮「潮さん」
潮「ひゅいっ!?」
朝潮さんが話し掛けると、潮さんは飛び上がって驚いた。
加賀「取り込み中のところ悪いんだけど聞かせてもらえるかしら」
潮「あ、はい、その……///」
加賀「誰と話してたの」
潮「にゃあああああああああああああ!!」
潮さんは顔を手で覆い走り去ってしまった。
加賀「なんだったのかしら」
朝潮「さぁ……」
5 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:42:47.77 ID:2/FCnbHAo
潮さんの行動について考察しながら走り続けると、
卯月さんが地面に寝転んでいた。
朝潮「あ、うーちゃ」
加賀「ストップ」
声を掛けようとした朝潮さんを加賀さんは制止した。
加賀「こっそり近付いて驚かせましょう」
朝潮「いいですねそれ」
二人は息を潜めて忍び寄る。
卯月「はぁ……うーちゃんにもニック・ワイルドみたいないい男現れないかなぁ……」

6 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:43:16.90 ID:2/FCnbHAo
朝潮「ニック・ワイルドって誰です?」
卯月「狐の詐欺師で、すんごいいい男なの。ハァ、うーちゃんもうさぎだしワンチャンないかなぁ」
加賀「どちらかと言うと詐欺師はあなたじゃないかしら」
卯月「そうかもね、そ……」
卯月さんはバッと起き上がり脇目も振らず走り出した。
卯月「うわああああああああああ!!!」
朝潮「ちょ、ちょっと……」
加賀「誰なのかしら、ニック・ワイルドって……」
二人は自身の交友関係をさらってその名前の人物を探ってみるも、
よくよく考えると友達が少ないことを思い出しちょっとだけションボリした。
朝潮「動物の知り合いなんて、にゃーこちゃんとにゃっ太くんしかいない」

7 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:43:48.64 ID:2/FCnbHAo
二人はジョギングを再開する。
ダバダバと走っていると、巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲さんが見えた。
なにやらコソコソと辺りの様子を伺っている。
朝潮「今日はよく誰かの秘密に出くわす日ですね」
加賀「そうね」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲さんは草むらに入り、何かを探しているようだ。
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「ゴホン、ニャ、ニャーン」
そして猫の鳴き真似を始めた。
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「ドコ 行ッタカナ ニャオン ニャンニャン」

8 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:44:44.84 ID:2/FCnbHAo
加賀「何しているの」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「ヒャッ ナ ナンデモナイッ!」
朝潮「猫探してるんですか?」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「エット……実ハ ソウナノ」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲さんはモジモジと恥ずかしそうにしている。
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「イツモ コノ辺リニ 黒猫ガ イタカラ」
朝潮「ああ、それはオスカーですね。ビスマルクさんに聞いた方が早いかも」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲「ソウナノ ソレジャ ビスマルクニ 聞イテミル」
巨大殺人ロボットジェノサイド秋津洲さんは嬉しそうに去っていった。
朝潮「加賀さんはオスカーと遊ばないんですか?」
加賀「猫はそんなに好きじゃないもの……」

9 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:45:12.48 ID:2/FCnbHAo
続けて二人が拾ったスケートボードに乗ってスイスイ走っていると、
プリンツオイゲンさんが演説しているのが見えた。
プリンツオイゲン「私たち国家社会主義日本労働党は!勝手に我が国に忍び込んだ不届き者を追放する!」
Z1「はい拍手」
パチパチと拍手するドイツ艦娘たち。
プリンツオイゲン「まだ手ぬるい!帰化した外国人も即刻追放しろ!……私もか」
Z1「はい拍手」
どうやらレーベレヒトマースさんの合図で拍手をしているようだ。
プリンツオイゲン「私が東京都知事となった暁には、ポーランドの併合を約束する!」
ワァッと歓声が上がった。

10 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:45:41.16 ID:2/FCnbHAo
加賀「え、どこから?」
朝潮「あ!あのスピーカーから!」
近くに大きなスピーカーが置いてあり、操作するマックスシュルツさんはバツが悪そうな顔をしている。
加賀「真面目に都政やってくれるのならこの際誰でもいいわ」
朝潮「ぶっちゃけ海軍には関係ありませんしね、ていうかここ神奈川だし」
二人がその場を離れ、ポケモンGOをしながら歩いていると、
「ぷらずまぁ~~~~!!」
という、妙な奇声が聞こえてきた。
朝潮「ポケモンでしょうか?」
加賀「ポケモンではないことだけは確かよ」

11 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:46:14.64 ID:2/FCnbHAo
声の主は、草むらにいた電さんである。
電「んー……違うなぁ……ぷぷぷぷぷぷぷぷらずまぁ~~~~~!!」
二人は呆然と彼女を眺めていた。
電「ぷらずまぁ~~~~~~~!!……まだダメなのです」
加賀さんも朝潮さんも、思考が停止していた、あまりにも意味不明だからである。
すると、朝潮さんのスマホが振動する。
電「ぷらずっ、え!?」
朝潮「あ、イーブイ」
電「……」
電さんの顔がみるみるのうちに赤く染まる。

12 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:46:44.09 ID:2/FCnbHAo
加賀「ちょっとポケモン探してただけだから何も聞いてないわ」
電「そ、そう、なの、です、か」
電さんはすっかり俯き体を震わせ、今にも蒸気が吹き出しそうである。
朝潮「ちぇっ、イーブイは5匹目だよ」
加賀「それじゃあね、ぷr、電ちゃん……」
電「あ、はい、はい……」
彼女は力なく手を振った。

13 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:47:13.03 ID:2/FCnbHAo
そうして二人はその日の朝のジョギングを終えた。
この鎮守府には変わった人物が多いようだが、そのいずれも変人というには些細な出来事ではある。
人は誰しも心の中にちょっとした変態性を隠しているのかもしれない。
加賀さんは、そう思わずにはいられなかった。
人の秘密を覗き込んでしまった加賀さんと朝潮さんは罪悪感を覚えるも、ちょっとだけ愉快な気持ちになった。
それともう一つ、プリンツオイゲンさんは無事に当選し、公約通りポーランドは併合された。
ブウィスカヴィツァ「なんでだYO!」
朝潮「だぁれだてめええええええええええええ!!!」
おしまい

14 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:48:04.65 ID:2/FCnbHAo

以下はいつも通りのおまけ

提督「流行ってるらしいし死んだふりしてみようか」

15 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:48:42.28 ID:2/FCnbHAo

提督「じゃあ俺は執務室で死んだふりするから、不知火はモニタリングを頼む」

不知火「わかりました」

提督「よっしゃ、早速準備だ!」
五分後…
提督「」

不知火『……あ、五月雨さんが来ます』

提督「」コクコク

コンコン

提督「」

コンコン

提督「」

「あれ、いないのかなぁ」

ガチャ

五月雨「失礼しまーす」

提督「」

16 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:49:08.76 ID:2/FCnbHAo

五月雨「……あ、あぁぁああぁぁああぁぁ!!!」

不知火『いい感じに騙せてますね』

五月雨「提督!提督!!」

提督「」

五月雨「だ、誰か、秘書艦に」ピポパ

プルルル

不知火『電話かけてきましたね』

ピッ

不知火『もしも不知火です』

五月雨「五月雨です!提督が倒れてて!」

不知火『息はあるんですか?』

五月雨「わかりません!どどどうすれば!?」

不知火『では生きているか死んでいるかハッキリさせてください』

ズガン!!!

五月雨「死にました!それでどうすればいいんですか!?」

17 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:50:26.21 ID:2/FCnbHAo

青葉「いやー、気持ちよく笑えましたね!でもまだ死んだふりは終わりじゃありません!」

18 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:50:59.74 ID:2/FCnbHAo

コンコン

提督「」

ガチャ

金剛「イエーイ!金剛デース!戦果リザルトが上がったヨー!」

提督「」

金剛「Oh……」

提督「」

金剛「ウェイクアップ!テートク!」

提督「」

金剛「……嘘デショ?」ジワ

提督「」

金剛「テートク……うぅ……そんなぁ……」ポロポロ

ガチャ

19 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:51:32.78 ID:2/FCnbHAo

不知火「不知火です」

金剛「ヌイヌイ……テートクが死んじゃったよぅ……」

不知火「ザオラル!」

提督「……うぅ」ムクリ

金剛「ふぇ?」

不知火「念のために僧侶の職をマスターしてて助かりました」

金剛「……ワタシを騙したのね?」

提督「まあちょっとしたドッキr」

金剛「YOU BASTARDS!!」クワッ

不知火「ひっ!」ビクッ

金剛「YOU VICIOUS, HEARTLESS BASTARDS!!!」

提督「ご、ごめんなさい!!」

※参考:

20 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:52:02.72 ID:2/FCnbHAo

青葉「迫真の演技でしたね!さながらジョン・クリーズのようでした!さて、死んだフリはまだまだ続きますよ!」
21 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:52:33.13 ID:2/FCnbHAo

提督「」

雲龍「……」テチテチ

プルルルル

雲龍「もしもし葬儀屋さん?うん、死んだの。お願いね」

タッタッタッ

コンコン

雲龍「どうぞ」

ガチャ

葬儀屋「ただいま参りました!」

雲龍「早いわね」

葬儀屋「速いでしょう!?うちはスピード命なんでね!速葬速棺速火がモットーですので!さっと詰めてサッと焼いちゃいますよ!で、仏さんはどちらに」

雲龍「それよ」

葬儀屋「わかりました!どれよいしょ!」グイッ

提督「うわわ」

雲龍「あら」

22 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:53:22.10 ID:2/FCnbHAo

葬儀屋「あれ?生きてる!?」

提督「死んだフリをしていたのだよ」

雲龍「そうなの」

葬儀屋「困るよ!商売上がったりじゃないか!」

提督「すまないな」

葬儀屋「すまないじゃ済まないよ本当に!こっちだって食っていくためにやってんだ、イタズラじゃ済まないよ!」

雲龍「そう……それじゃあ」

ズガン!

提督「うげぇーーー!!」バタッ

雲龍「これでどうかしら」

葬儀屋「毎度!ところでお嬢さん、葬儀屋のポイントカードはお作りでしょうか?」

雲龍「ポイントカード?」

葬儀屋「そう!葬儀費用と戒名料の5%がポイントとしてキャッシュバック!次回の葬儀にも使えます!」

雲龍「お得ね。作らせてもらうわ」

葬儀屋「ありがとうございます!でも有効期限は一年間ですのでご利用はお早めに!」

雲龍「そうなの。早く誰か死なないかしら」

葬儀屋「ご覧の皆様も不幸の際はいつでもご一報を!電話番号は11-4230、『いい死に様』までお掛け下さい!」

23 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:53:55.10 ID:2/FCnbHAo
青葉「こんなバカみたいな葬儀屋は本当に困りものです。それでは皆さんお待ちかねの時間です!」
おしまい
青葉「いやそっちじゃなくって」
24 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:54:29.90 ID:2/FCnbHAo

提督「」

潮「あ……あぁ……」ポロポロ

提督「」

潮「本当に、死んじゃったのね……?」グスン

提督「うぅ」ムクリ

潮「あ、あれ……生きてる?」

提督「ああ、死んだかと思ったんだが」

潮「そんな、どうして……」

提督「潮ちゃんの涙で生き返ったよ」

潮「」ブチン

潮「は?」

提督「ちょっと死んだふりをしてたんだよ。シャレだよシャレ」ハハハ

25 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:55:02.95 ID:2/FCnbHAo

潮「なんで生きてるの?」

提督「え?」

潮「なんで生きてるんですか?」

提督「いや、でも、今涙を」

潮「嬉し涙」

提督「え、そうなの?」

潮「あのさぁ、いやらしい目で見てくるのも嫌だったし何度もいろんな人と相談して秘書艦だけは絶対に避けてたんだけど」

潮「なんでそういうことするの?」

潮「人に希望を見せておいてこれは何?」

提督「いやでも」

潮「一刻も早く死んでください」

提督「えっと」

潮「早く死ね!!!」

提督「」

26 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:55:31.61 ID:2/FCnbHAo

青葉「いやースカッとしましたね!セクハラ提督にはいい薬です!こんな爽快なSSも無いでしょう!さあお次!」
27 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:55:58.66 ID:2/FCnbHAo

提督「」

夕立「提督さんが死んでるっぽい!?」

時雨「それより僕お腹すいちゃったな」

夕立「こんな時に何言ってるっぽい!」

時雨「提督がちょうどあるから太ももを唐揚げにして甘辛いタレを絡めて食べたいな」

夕立「え、何を」

時雨「実は以前から提督に目をつけていたんだ。美味しそうだなって」

夕立「」

時雨「だから食べたいと思うのは自然なことさ」

夕立「そ、そうかな」

28 : ◆TLyYpvBiuw 2016/07/28(木) 16:56:37.19 ID:2/FCnbHAo

時雨「聞いた話だと脳ミソってチーズみたいな味がするらしいよ」

夕立「へ、へぇ」

時雨「頬の肉をミンチにしてハンバーグにしてさ、中に脳ミソを入れるのさ、チーズハンバーグだね」

夕立「うえ……」ウップ

時雨「毛髪から醤油を作って、各種内臓を薬味に提督のお刺身なんてどうかな。提督を堪能するよ」

夕立「骨も食べるの……?」

時雨「もちろん。粉々に砕いて骨のフレーバーソルトにしてもいいし出汁をとったり肉と混ぜてつみれもいいね」

夕立「それじゃ骨壷が空っぽになっちゃう」

時雨「大丈夫、その時は骨壷にうんk」

青葉「もう結構です」
-END-

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